2026.02.01
「大手に行ければ安心」が、今の就活では通用しなくなっている理由
- 保護者様向け

「できれば大手企業に入ってほしい」 そう思うのは、保護者としてごく自然な感覚です。 安定していそう、名前を知っている、周囲にも説明しやすい。 これまでの時代背景を考えれば、その価値観は決して間違いではありません。 ただ、現在の就活では、「大手=安心」という考え方だけでは、 判断が難しくなってきているのも事実です。 ーなぜ「大手=安心」という価値観が生まれたのかー かつては、 • 終身雇用が前提 • 年功序列で収入が安定 • 一つの会社で長く働くことが一般的 という時代がありました。 その中で、大手企業は「安定の象徴」として認識されてきました。 しかし、働き方や企業を取り巻く環境が大きく変わった今、 同じ物差しで就職先を判断することが、必ずしも最適とは言えなくなっています。 ー今の新卒就活で起きている現実ー 実際の就活現場では、次のようなことが起きています。 • 大手に入社したものの、配属のミスマッチに悩む • 業務範囲が限定され、成長実感を持ちにくい • 「思っていた仕事と違う」と感じ、早期離職を選ぶ いわゆる"パープル企業"と呼ばれる状態になる事があります。 もちろん、大手企業自体が悪いわけではありません。 ただ、「大手であれば誰にとっても合う」という時代ではなくなっているのです。 ー中堅・成長企業で力を伸ばす学生も増えていますー 一方で、企業規模にとらわれず、 自分に合った環境を選ぶことで、早い段階から活躍する学生も増えています。 そうした学生に共通しているのは、 • 裁量を持って仕事に関われる • 自分の意見や工夫が仕事に反映されやすい • 仕事全体の流れを理解しながら成長できる といった環境を重視している点です。 大切なのは、企業の「大きさ」ではなく、 その人がどんな環境で力を発揮できるかという視点です。 「どこに入るか」より「どう育つか」 就職はゴールではなく、社会人としてのスタートです。 入社後にどんな経験を積み、どんな力を身につけていくのかによって、 その後のキャリアは大きく変わっていきます。 「名前を知っている会社かどうか」ではなく、 「その会社でどんな成長ができるのか」を考えることが、 結果的に、長く安心して働くことにつながります。 ー保護者の方にできる、もう一つの支援ー もしお子さんが、 「有名ではないけれど、この会社が気になる」と話したときは、 否定する前に、ぜひ理由を聞いてみてください。 • どんな仕事に魅力を感じているのか • なぜそこなら頑張れそうだと思ったのか その言葉の中に、本人なりの考えや覚悟が見えてくることがあります。 就活で大切なのは、 周囲の正解ではなく、その人に合った選択です。 その選択を、少し広い視点で見守ることが、何よりの支えになります。


